トピック:地積更正
土地を売却したいものの,所有する土地の登記上の面積と実際の面積が大きく異なっており,このままでは売却できないので何とかして欲しいというご依頼でした。
調べてみると確かに地積に大きな差があり,それだけでなく公図(土地のおおまかな位置関係を示す地図)にもかなりのずれがあったため,今後の土地処分や利活用に支障を来しているのは明白でした。
解決のステップ
登記情報を更正・訂正できるか否かの最終判断は法務局の登記官が下します。
それでまず登記官との協議から始めました。どうしてそのような間違いが生じているのか,本来の境界はどこなのかといった事項を様々な角度から検証し,昔の絵図や航空写真など以前の土地の利用状況が分かる資料なども集めつつ,議論を重ねました。最終的には当職の主張が認められ,公図の訂正と地積の更正がなされました。
土地が広く高低差もあったため現地測量や境界杭の埋設はかなりの労力を要しましたが,終わってしまえば良い思い出となっています。
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